あいんの日記

映画や漫画の感想を書きます!宜しければ参考にしていただきたいです!

岬の兄妹

 

 

この映画のポイントは2つ!

①生々しさ

②真理子の変化

 

①生々しさ

 この映画はめちゃくちゃ生々しいです。だから好き嫌い分かれるかも…。まず兄 良夫、妹 真理子は二人暮しです。良夫は足が悪く仕事を辞めさせられてしまいます。真理子は障害があるため働くことは出来ません。そのため生活がままならくなってしまい、デリヘルのサービスを始めるようになります。仕事として思いついたのがデリヘルだった理由は真理子が行方不明になった時見つけてくれた男の人とそういうことをしてお金を貰ったことがあったからです。良夫はお金がなくて仕方がないことを言い訳にサービスを始めるのですが初めは上手く行きません。真理子はお客さんに反抗して噛んでしまったり、真理子がお客さんとしているところを見させられたりなどします。上手くなるのと同時に真理子が妹であると同時に女性であることに気がつきます。きちんとサービスとして安定するようになると光熱費などの生活代が買えて、ご飯も食べれて幸せな時を過ごします。しかしベッドシーンや真理子役の和田光沙さんの演技が生々しくて見ていて正直しんどかったです。そういった要素を生々しくする反面、保険とかは?親戚とかもいないの?とか色々とツッコミたくなるところもあります。何の助けもないおかげでふたりぼっちの暮らしや苦悩が分かります。

 

②真理子の変化

 真理子は最初は必要最低限のことしか言わないし、障害者ではありますが自分の思ったことをあまり口に出していません。しかしデリヘルを始めてからはお客さんと沢山話したり、私の事好き?と聞いたりなど自己表現をするようになりました。真理子は多分ずっと話を聞いて貰えなかったり、マイナスなことばっかり言われたりして自己評価がすごく低かったけど相手に求められる経験を積んで段々と自信が出てきたのかもしれません。そういった意味ではデリヘルは救いだったのだと思います。真理子が妊娠した時も嬉しそうにしたり、好きになってしまったお客さんのところに行こうとしたりなど前の真理子とは考えられないようなことをしています。いいのか悪いのかって思いながら見ていました。

 

感想

 正直胸糞は悪いです。でも生々しい表現が上手で凄いなーとも思いました。でもやっぱりおすすめはできないです笑