あいんの日記

映画や漫画の感想を書きます!宜しければ参考にしていただきたいです!

Big eyes

 

 

公開:2014年

監督:ティム・バートン

 監督ティム・バートンはアリスインワンダーランドやミス・ペリグリンと奇妙な子供たちなどのような映画を手がけた監督です。だからかは分かりませんが、絵の色合いや色彩がとても綺麗で、でも少し暗めでマーガレットの心を表しているような感じでした。

 

概要

 マーガレットは元夫から娘も車で逃げ出し、逃げ出した先でウォルターに出会います。当時1960年代はまだ男尊女卑のある時代です。そのため娘を女性だけで育てようとすることを不適切だと判断され、元夫に娘を取られそうになります。そんな時、恋心をお互いに抱いていたマーガレットとウォルターは結婚することになります。2人とも絵を描き、お互いに愛していました。しかし、ウォルターが絵を売り始めた時に評価されたのはマーガレットの作品だったため自分が作者だと偽って伝えます。どうして10年間もの間、嘘をつき続けていたのか、そしてどうして明かそうと考えたのかマーガレット視点で描かれた実話を元にした作品です。

 

感想

 実話を元にした作品だとして震えました。なぜなら、自分の作品を他人が自分の作品だといい脚光を浴びているのをずっと我慢することの苦しみをイメージしてしまったからです。マーガレットが真実を言えなかった原因の一つにウォルターが脅してきたことが挙げられます。怒鳴り散らしたり、殺すと言ったような言葉を使ったり、経済的に不安定だったりと男尊女卑の背景がくっきり見えます。ウォルターも最初は陽気で楽しそうな人ですが、売れるためなら手段を選ばない姿にゾッとしました。嘘をつくことを重ねていきます。マーガレットに自分の絵だと言っていた絵も他の人のものだとわかった時、本当にクズだな!っと思いました。ウォルターの最低さに呆れ、時代の背景を知ることができ、マーガレット頑張れと応援したくなる映画です。マーガレットが楽しくない時は全体的に暗い印象ですが、ハワイに逃げた時は明るい印象の映像になっておりとてもわかりやすい映画です。おすすめです!