あいんの日記

映画や漫画の感想を書きます!宜しければ参考にしていただきたいです!

愛がなんだ

 

 

公開:2019年

監督:今泉力哉

原作は角田光代作の小説らしいです。監督は今泉力哉、アイネクライネナハトモジークなどを手がけた監督です。いい意味で暗い映像に照明が映て「エモい」映画になっています。

 

概要

主人公山田テルコは田中マモルに片思い中です。テルコはマモルにハマりすぎて仕事がなくなり、段々だんだん都合のいい女になっていきます。マモルとは体の関係にあるのに呼び方は山田さんで、家にずっと住んでいたのに急に追い出される、何ヶ月も連絡がなかったのに急に飲みに誘われます。そのうちマモルの好きな女の人と会うためにテルコは呼び出されるようになります。それでもテルコは彼に会いたくて会いたくて…というような救いようのない恋愛の映画です。

 

感想

大学生みたいに曖昧な関係から入る恋愛であるため、今流行りの「エモい」が溢れています。共感できる人も多いと思います。マモルは本当に自分勝手で、テルコのことを大切にしていません。でも好きな人の前ではテルコのように沢山尽くして、沢山気を使って沢山顔色を確認します。恋心を持つ人、持たない人で対応が変わるなんて当たり前ですよね。だからテルコは恋人の座ではなく、近くにいれたらなんでもいいというスタンスを狙ったんですよね。それがまた「可哀想」です。テルコの真っ直ぐなところは可愛いですが、自分を大切にしたらいいのにと少し思ってしまいます。もし好きな人と結ばれなかったらどうすることがベストなのか?沢山の手段があると思います。離れる、告白して諦める、諦めない、親友の立場になるなどです。その中であなただったら何を選ぶのか考えさせられる映画でした。女の子が好きそうな映画なのでぜひ見て欲しいです。