あいんの日記

映画や漫画の感想を書きます!宜しければ参考にしていただきたいです!

ピースオブケイク

 ずーーーっと見たかった映画がやっと見れて幸せ過ぎました…出てる俳優さんが豪華すぎます…多部ちゃん、綾野剛、菅田くんに中村倫也さん…実は映画観るまで中村倫也さん出てるの気づかなかったからうわー見てよかったってなりました!

 この話は多部ちゃん(梅宮志乃ちゃん)が恋愛で上手くいかなくて仕事をやめて家も変えて心機一転!ってところから始まります。もう恋愛はしないと決めますが、お隣さんの綾野剛(菅原京志郎)に一目で惹かれてしまいます。今まで求められるまま流されてきた恋愛ばかりしていたので一目惚れは初めてのことでした。いや、ダメだと思い忘れようとしますが友達も働いているバイト先を紹介されましたがそこの店長が彼でした。また夜勤で残りたいと希望した所、家まで送って貰うことにもなりました。しかし、京志郎にはあかりさんという彼女がいます。志乃は望みはないなーと思いながら何となくいい雰囲気で帰ることが増えてくるとそんなことも考えられなくなっていきます。ついに京志郎に思いを伝えてしまいます。もう好きでたまらない!言っちゃっえって感じが溢れ出した告白の仕方で、京志郎も断りつつも笑ってしまいました。そんな時、あかりさん急に行方不明になってしまいます。少しヒステリックで変わった子でしたが、家の住所も偽物で京志郎はあかりとの思い出を振り返りながらあかりへの不信感と愛情を行ったり来たりしながら弟のBARでお酒を飲んでいました。その前の夜に志乃はあかりさんが出ていったことを聞き、もやもやした気持ちでいました。そのまま朝を迎え台所の窓を開けるとちょうど京志郎が女の子と朝帰りしている時で、目が合ってしまいます。志乃は京志郎への思い断ち切ろうと思っていましたが、その場面にショックを受けていました。すると隣の部屋からガタンと音がして窓を覗くと女の人が帰っていきます。どうしてだろうと思っているとベランダから京志郎が来たのでどうして帰したのか問うと、失望されたくなかったからと言われ、その時京志郎への恋心が全部出てきてしまいます。京志郎も志乃のことを気になってたためお互いに気持ちを止められずそのまま付き合うことになりました。しばらくお互いにラブラブな日々を過ごしていました。京志郎は志乃のことが大好きでしたが、始まり方やあかりさんとの終わり方がハッキリしていないことから少し京志郎の部屋にも入るのは躊躇いがあって志乃の家で半同棲が始まります。そんなラブラブな中、急にあかりさんが帰ってきます。母親が死んで行くあてが京志郎しかないと泣きながら言われ、京志郎の優しさが仇となり、やり取りが始まってしまいます。志乃はずっと京志郎の様子がおかしい事に気が付きましたが見ないようにしていました。その少し前から友達の舞台の衣装の仕事を手伝うようになっていて忙しかったということもあります。その違和感を除けばプライベートも仕事も充実していました。しかし、2人で旅行に行った時に京志郎が1人でお風呂へ行った時に京志郎の携帯にあった「田中」という着信が気になります。最近、京志郎は地元の友達だという「田中」によく会いに行っているのです。もちろん志乃にはきちんと伝えられていましたが、何か引っかかると思い、ついに「田中」に電話をしてしまいます。「田中」はあかりさんでした。志乃は激怒してお風呂場へと京志郎を責めに行き、その後も部屋でずっと責めていました。帰りの電車でも一切喋りませんでした。京志郎は別れたくなさそうでしたが、志乃はもうダメだと思い別れたがっていてそのまま自然消滅のような終わり方をしてしまいます。その愚痴を聞いてもらいに、職場の菅田くん(川谷)とご飯に行き、流されてそのまましてしまいます。その後は何となく家にいたくなくて、劇団の手伝い以外でも劇団員のたまり場に寝泊まりしていました。劇団員の人に告白されて、志乃がどこが良かったのか聞くと、新しい音楽が聴こえたと言われ京志郎に恋した日のことを思い出して泣いてしまいます。それから数年後その劇団は大ヒットして、劇団の志乃はプロの衣装さんになっていました。仕事の面では充実していましたが、恋愛はなんとなく流されて今まで彼氏が途切れなかったのに京志郎と別れてからは1度も彼氏を作っていませんでした。ある日、親友の木村文乃(ナナコ)から連絡があって会うことになります。実は数年前にあかりさんは作家で、まだ18歳で名前も偽名だったということを志乃は知っていました。あかりさんとはあの後1度会っていましたが、何となく嫌な記憶だと思います。そのため、ナナコが持ってきたあかりさんの第2弾の本を見た時少し嫌そうにしていました。読んだ方がいいと思ってとナナコは持ってきてくれましたが、志乃は断ります。しかしナナコの熱意に負けて志乃は家で読みましたが、京志郎が志乃のことをどんな風に大事にしていたかどうかが丁寧に書き留められていました。これではなかなか前を向けないですよね。また、このタイミングで京志郎と再会してしまいます。BARで劇団の団長のトークショーがあったので行くと、偶然ある男の人に会います。京志郎の弟です。志乃達は知りませんが、冗談で最近あった面白い話は弟くんに聞くと、兄貴の元カノが作家で勝手に全部書かれた事ですかねって答えたことで気が付きます。いやいやそんなわけないと思い、その場ではわすれようとしました。トークショーが始まって見ていてパッと入口の方を見るとフラーっと入ってきた京志郎がいました。京志郎も気が付き、志乃と京志郎の追いかけっこが始まりました。まるで過去のトラウマから逃げるように全力で走ります。最後捕まり不器用ながらも思いをぶつけ合ってキスをして終わります。ちゃんちゃん。

 この映画は人を好きになったことがある人なら必ず見るべき映画だと思います。好きになって付き合うまでの甘酸っぱい過程があって、付き合ったあとの甘い時期も別れの時期も全てが詰まっています。今恋人がいるよーって人なら自分もこんな感じだなーって共感出来るだろうし、別れたなーって人は恋人欲しいってなると思います。また、長年寄り添ってきた夫婦であればこんな時期もあったよねって2人で見て欲しいですね。年齢とか関係ない、人を好きになる気持ちから生まれる人間の行動や表情をめいいっぱいに表現しています。それに相手に好きなところも嫌いなところも全部溢れ出してぶつけている最後のシーンはもう最高ですね。嫌い嫌いも好きのうちって言葉を思い出しました。何回でも見たくなる素敵な映画です。