あいんの日記

映画や漫画の感想を書きます!宜しければ参考にしていただきたいです!

やばすぎるファミリー

 

 めちゃくちゃハチャメチャだけど主人公の成長がすごく感じられる映画です!

 この映画のポイントは

①ありえない設定

②主人公の成長

③最後のどんでん返し

 

①ありえない設定

 この家族はマリファナを栽培していて、指名手配されています。この時点でありえないです。しかもバレた時にすぐにどこかへいけるように、バイヤー以外の外部とあまり接触しないように主人公のクインと妹は学校に行っていません。お父さんとお母さんは学校に反対派でした。それはレベルの低いことを皆と同じように教えられるからです。しかしクインは学校に行って、「普通」の生活がしたいと思い他人の家を覗いたりしてしまいます。そんな中向かいの家のクリスタルと知り合います。クリスタルは高校生でクインは一目惚れと羨望の眼差しで彼女を見るようになります。クインは学校に行きたいと彼女の学校の先生に伝え、試験を受けさせてもらうことになります。マリファナ栽培の手伝いと並行して勉強するのは大変でしたが無事受かり、マリファナ栽培の手伝いの知識が役に立って学校ではいい成績を残しました。クリスタルともいい雰囲気になり、「普通」の暮らしを送れるようになります。

 

②主人公の成長

 クインは最初ただ「普通」に憧れているだけで何の努力もせずに眺めているだけでした。親からも学校に言ってはダメとずっと言われていたため行くことが出来ませんでした。しかしクリスタルと出会ったことで学校へいく明確な理由ができて、それを達成するために努力します。入学してからは家での栽培の知識が役に立ち授業でいい成績をおさめます。最初友人とも上手くいっていなかったが、マリファナの知識を教えることで悪い方向にですが仲良くできるようになりました。マリファナの栽培はダメなことですが、クインにとって今までただの雑務でしかなかったことが意味を生したことに気がつきます。さらにクインが学校に行きたいという思いや、マリファナを栽培していることをクリスタルに打ち明けたいという思いを大切にしてくれた家族に対しての大切さや与えられた優しさに気がつくことができます。このようにこの映画は分かりやすく反抗、和解、自立の3本立てになっています。この移り変わりもわかりやすく見ることができます。

 

③最後のどんでん返し

 サムネにもあるように「最後のどんでん返し」が凄いです。クインは無事学校を卒業することができて、みんなにおめでとうと言われている時に家族が全員捕まってしまいます。どういうことか分からないでいると、クリスタルが申し訳なさそうな目でこちらを見ていました。そこで今までずっと嵌められていたことに気が付きます。クリスタルの家族は偽物で、全員警察でクリスタルは犯罪学を学んでいた生徒でした。クリスタルは小さなカメラを常に持ち歩きクインを監視し、家にもカメラをつけて家自体も監視していました。そのためクインがクリスタルにマリファナを栽培していることを受けあげるために家にあげた時も胸のコサージュを通して証拠を撮られていました。警察側はあくまでもクインのことを助けたいと伝えます。恐らく親の「エゴ」でマリファナ栽培を手伝わされて学校にも通えず、友達も作れなかったクインに同情したためだと考えられます。そのためクインはマリファナとはもう関わらず普通に生活すると決心して進学をします。父と母は数年の間刑務所に入ることになりました。父との面会で父はお前はマリファナを栽培することになると言われ、お金を埋めてある場所を探すように言って帰ってしまいます。なんの事だかと思ったクインでしたが、お金を探し出しその数年後にはマリファナの栽培を自室で友人と共に行っていました。普通のスクールライフが始まってハッピーエンドかなと思いきやそうではなく、最後の展開の速さについて行くことが出来ませんでした。スピーディーなコメディーは好きなので笑ってしまいました。

 

 感想

 クインがどう考えてこういったのかとか行動したのかが手に取るように分かりやすくて面白かったです。Ted程薬物大好きという感じを出していませんが、クリスタルの家族に薬物の入ったスイーツを渡したり図書館でマリファナを使用したりなどありえないことがコメディー要素多めで映っているので飽きずに見ることができます。