あいんの日記

映画や漫画の感想を書きます!宜しければ参考にしていただきたいです!

destiny 鎌倉ものがたり

 

 

 この映画は予告を見た時から号泣で、絶対面白い!と思ってやっとやっと見れた映画でした!もちろん期待どうりの面白さでしたー!

 鎌倉が舞台となったこのお話の主人公は一色正和(堺雅人)とその奥さんの亜紀子(高畑充希)です。正和はミステリー小説で、その助手をしていた亜紀子が結婚したところから物語は始まります。鎌倉では妖怪などが彷徨いていたり、幽霊が死んだ後も生活することができたりする不思議な街です。ある日夜市がやっていて正和と亜紀子は訪れると、妖怪がたくさんお店を開いていました。亜紀子は何かの仮装だと思っている様子で楽しそうにして、松茸を買いました。そこであるおばあさんに出会います。正和は驚いた様子で話していました。それは彼女が去年亡くなっていたからです。亜紀子は信じられないといった様子でしたがおばあさんと話すうちに気にとめなくなっていきます。次の朝亜紀子がさっそく昨晩買った松茸を味噌汁にしました。正和が大好物の松茸を前に嬉しそうに口に入れると、急に倒れてしまいます。そして口から魂が出そうになっていました。その松茸は人が食べると魂が出てしまうものだったのです。お手伝いのきんさんが正和の魂の背中をたたき戻してくれましたが、亜紀子も味見のため口にしたため魂が出そうになってしまいました。亜紀子はその後しばらくは魂がでないようにマスクを付けていました。また立て続けに小説の仕事が無くなったり、魚を焼くのを失敗したりなど悪いことがしばらく続きます。おかしいなと思っているときんさんが貧乏神の存在に気が付き、正和と共に追い出そうとしますが亜紀子が受け入れしまいます。亜紀子は貧乏神にご飯を出したり、一緒にお茶をしたりして仲良くなります。お礼にお茶碗をもらい、変わりに貧乏神が気に入った様子だったお茶碗を渡して、貧乏神は満足そうな表情で出て行ってしまいます。亜紀子は少し寂しそうでしたが貧乏神の表情に嬉しそうでした。貧乏神が出ていってすぐ、急にキャンセルされた仕事を明後日までに仕上げて欲しいと急な連絡があり、亜紀子は急いで正和に伝えるために走っていました。すると途中で赤い手が亜紀子の足を掴んで転ばせました。それによって亜紀子は口から魂が出てしまいます。正和に急いで伝えたあとに気がついて急いでコケた場所で自分の体を探しますが見つからず、正和に内緒で1人で探しに行くようになりました。その頃正和の体調が悪くなったり、亡くなった正和の担当の本田(堤 真一)が遊園地で亜紀子の姿を見たといったりおかしなことが続きました。2人で呑んでいる時に居酒屋の女将さんから障りが出ているからと正和は御札を貰いました。それを家の玄関に貼ると亜紀子が家に入ることが出来なくなっていて、そこで亜紀子が霊体になったことに気が付きます。亜紀子が説明をすると死神が迎えに来ますが、正和は帰るように怒鳴り倒れてしまいます。家で正和を落ち着かせたあと死神から霊体になってから現世にいる間の生命エネルギーを正和から貰っていたことを亜紀子は知ります。その影響で正和は体調を崩していたのです。そのため黄泉の国の国へ行くことを決意します。もちろん行く途中で正和に止められますが、決意をしたのだから止めないでという固い決意に止めることが出来ませんでした。抜け殻のように正和はなりますが、亜紀子の体にはまだ寿命があったと死神から聞き体を探すことを決心します。もともと幽霊などの探偵として警察のお手伝いをしてもらっていたため、つてで手伝ってもらいます。するとすぐに体は亜紀子、中身は他の女性を見つけ出します。彼女はすでに亡くなっていますが家族が気がかりでさまよっていた所、亜紀子の体の方へ導かれ借りてしまったというのです。正和は怒り狂って他の警察に抑えられました。家に帰っても亜紀子を連れ戻したいという思いは無くならず黄泉の国へ行く決意をします。行き方は甲滝五四郎という作家の絶版の小説に書かれていました。帰り方は書いていなかったので彼に聞くため名前のメモを用意し、あの松茸を食べて霊体となり黄泉の国へ向かいました。体が誰かに取られては困るのできんさんに見張っていてもらいました。黄泉の国へ向かう電車で亜紀子を連れていった死神に会い、止められますが、黄泉の国へ着いたあとこちらのことを色々教えてくれました。黄泉の国は想像の世界で、今見ている景色は自身が思い描いたものということと亜紀子のことで裏に手を回していたものがいるということです。その裏で手を回していたものは天燈鬼という一筋縄ではいかない人物でした。対策を考えながらとりあえず甲滝五四郎のもとへと向かいます。家に着くと出てきたのは母親で、甲滝五四郎は父親でした。驚きながらも事情を説明し何か策はないかと相談すると、想像力を使うように言われます。正和は作家であるため想像力にはたけています。最終的にはこの想像力を使って亜紀子を助け出しますが、助けきることが出来ず殺されかけます。その時貧乏神からもらったお茶わんが助けてくれて命からがら現世に戻ることが出来ました。2人は日常に戻って、そこで映画は終わりになります。

 この映画の面白いところは妖怪など非現実的な要素と遊園地や日常生活などの現実的な要素が綺麗にまとまっているところです。CG技術がとても綺麗でファンタジー要素があってとても面白いです。それに正和と亜紀子の日常もとても微笑ましく見ることができます。2人が離れ離れになるシーンではどれだけ愛し合っているのか大切にしているのかがとても分かり号泣でした!日常の中に急に訪れる別れをコメディ要素多め、ファンタジー要素多めで表現した最後ハッピーエンドで締めてくれる素敵な映画でした。