あいんの日記

映画や漫画の感想を書きます!宜しければ参考にしていただきたいです!

マイマザー

 

 

 母親へのイライラを直接的にも間接的にも映画全体で表している映画だと思います。でも、正直よく分からんかったなーって映画でした。最後がよく分からなかったです。

 ユベールと母親はめちゃくちゃ仲が悪い、というかユベールが一方的に母親にイライラしている感じでした。その理由は分からないけど、言動全てに腹が立つのが手に取れて分かりました。こういう時は物理的に距離を置くのが1番だけど未成年だからそんなことも出来ないし、一人暮らししようとしたのに許可でなくて余計イライラも募ります。そんな中父親と母親に寄宿学校に行くようにいわれ、最終的に追い出されることに余計イライラが募ります。学校も楽しくないようで、恋人といる時が1番楽しそうでした。クラブに学校の友達と言った時にハイな状態で母親と話した時、話さないといけないと何度も何度も言っていましたが、それが1番のほんねなのかもしれないですね。言わないと分からないことは彼が1番理解してたのかなと思いました。最後、寄宿学校を抜け出して恋人と昔家族で住んでいた家に行きます。学校を抜け出した時に学校から母親に電話が行きました。その電話で父親がいないから抜け出すのでは…と言われ母親が激怒しましたが、その時に母親はきちんとユベールのことを愛していたことが分かるように演出されていました。そのため最後に母親がユベールに会いに行き、肩を抱いたシーンの後に小さな頃の映像を流したのではないでしょうか。あまりよく分からない映画でしたが、ユベールが同性愛好者なのにその事に焦点があまり当てられていない事が少し驚きでした。もちろん恋人の母親からユベールの母親はその事実を知らされるのですが、驚いていたし悩んだ様子でしたが、その後は何事もなかったかのように過ごしています。ユベールが母親が知ったことを知った時はとても腹たっていましたが、自身の問題を知られたことに対して恥ずかしいという感情が生まれるだけでそれ以外の人からしたら特に気にしないということなのか、それとも母親はどのように対処すればいいのかわからずに放置していたのか…そのことにも疑問を抱きました。ただ全体的にユベールの腹立ちがこちらにも伝わってくるような暗い雰囲気の映画ではあります。