あいんの日記

映画や漫画の感想を書きます!宜しければ参考にしていただきたいです!

キリング・ビューティー あどけない殺人者

 

 

  この映画はタリンという殺人者がとりあえずヤバい映画です!

  タリンは執着できそうな人にひたすら依存して、それ以外の人、特に2人の間を引き裂こうとする人は殺そうとします。タリンは彼氏に会いにニューヨークからロサンゼルスに来ますがお金が無く、さらに彼氏と連絡が取れなくて困っていたところアヤに助けてもらいます。アヤはすごくいい人でルームメイトが旅行に行ってる間家にいてくれてもいいと行ったり、家のものを勝手に使ってもらってもいいと行ったりタリンのことを全面的に信用します。住むようになってすぐ、タリンはアヤが出会い系の男と会うことを邪魔します。さらにタリンはアヤに必要にされたくてアヤの職場の人を襲って、アヤのサロンで働くように促します。このようにして段々とアヤの中の自分の比重が重くなるようにしていきます。この後も彼氏と思っていた人は実はワンナイトしただけの男だったりだとか、アヤとシスターだったという共通点が嘘だったりとかが明らかになっていきアヤはタリンを追い出すことにします。するとタリンはアヤの親友で、仕事仲間のローレンを襲い気を失ってしまいます。アヤの夢、自身のサロンの増築を実現させるために火事を起こし、それをローレンのせいに仕向けるようにします。しかし間一髪で気がついたローレンがタリンを殴って警察が駆け付け2人は助かります。最後にはアヤは高校の同級生だった男性とデートの約束をすることが出来て幸せな感じでした。一方警察から逃げ切ることが出来たタリンは、養母と同じ名前のサラという老女に助けられ再び依存するだろうと少し後味の悪いラストでした。

 

感想

 出来事をぱん、ぱん、ぱんと置かれているような映画で分かりやすかったです。タリンのやばさが序盤から顕著に分かるので怖さやドキドキ感はありませんでした。タリンは日本でいうヤンデレとかメンヘラのような人物です。人に執着することが大好きで、相手に拒否されたら落ち込む気持ちより怒りが湧き出るところが特徴的です。このような人物は幼少期、親や学校の先生などの大人と結ぶ必要のある愛情関係が結べずに大人になったと考えられます。愛情不足の幼少期を過ごしたために人との距離感が分からず、愛を求めてしまいます。初対面の人にも関わらず距離感が近かったり、急に仲良いよね!感を出してくるような人物を指します。嘘でなければ、タリンは孤児だったらしいので愛情が足りなかったのかもしれないですね。さらに1番大好きだった養母サラが自分を助けたあと、自分と一緒に行くことより旦那を助けることを選んだことが捨てられたと錯覚してしまいトラウマになっているのかも知れません。アメリカの映画は結構根拠や起源がハッキリしていてわかりやすいところがいい所だけどこういう気味悪い系の映画は日本の方が得意だと思いました。日本の映画や漫画は気味悪さ、ベタベタ感を十分すぎるぐらい出すのがホラーとかサスペンスでいい味出しています。ハッピーシュガーライフの胸糞悪さぐらいのしつこさがあったらもっと好みでしたね!