あいんの日記

映画や漫画の感想を書きます!宜しければ参考にしていただきたいです!

怪物がささやく

 

 

これはシヴォーン・ダウトが原作の本です。小中学生向けの本かな?私は小学生の時に読みました。当時は全く分からなかったです笑

でも今ある程度大人になると分かってきました。主人公のコナーは中学生ぐらいの思春期真っ只中。中学生になると白黒ハッキリつけたがる傾向にあります。だからコナーは自分の考えている奥底の思いがダメな事だと決めつけ、誰かに罰を与えてほしがっていました。その時出会ったのが怪物です。怪物は3個の物語をします。どの話も矛盾するものばかりで、昔は何が言いたかったんだろうって思っていました。でも今だったら矛盾することはいけないことではない、矛盾で人はできていると怪物は言ってて、その言葉の意味が分かります。その事をコナーは教えてもらい、コナーは最終的に救われます。ずっとお母さんのことで思い詰めていたんだなと考えると、本当に辛いですよね。この映画はぜひ学生に読んで欲しいなって思います。特に誰か家族を病気とかで亡くしていたらコナーに感情移入しやすいのかなって思います。そして大人になってからも読んで欲しいです。今考えると、こんなことで悩んでいたんだ、割り切ればいいじゃんって思うけど、昔は1つのことに沢山労力を使って悩んで悩んで成長していたことが分かります。オススメです!